ステージの告知 - さとかよダイアリー

ある日突然大事な人がガンと言われたら…バスケを愛する3姉妹の母のブログ

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パパ 日常のこと

ステージの告知

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何か悪い出来事が起こると、そのパターンで1番悪い状況を想像する。
そうすると、人生そんなに悪いことじゃなくて、それより(1番悪い状況より)少しマシな状況になって自分の気持ちが、「少し」楽になる。
そうやって今までやってきた。
でも今回は、全て1番悪いパターンで話進んで行くんだな。
悲しいけど全て現実。

パパは昨日バリウムの検査を受けた後に診察が急遽入りました。

2/9に検査の日程が全て組まれたときに、検査の途中で早めに治療をはじめた方が良ければ予定を繰り上げます、と言われていたことが起こったようだった。
職場に連絡を受けて、少し迷った私は、看護師のお友達に連絡をした。
そうしたら、「絶対一緒に行って話を聞いた方がいいよ。」と言われたので、午後1番に打ち合わせしていた上司に連絡を入れて急遽電車とバスを乗り継いて病院に向かった。
若く淡々とお話しされる先生。
私が考えていた、1番悪いパターンで話が進んでいく。

病院が暖かくて脱いだコートの下に置いていた自分の手が、あり得ないくらいに熱くなってきている。

スキルス性の進行胃がん

ステージⅣ

腹膜播種があり手術不能。

化学療法からはじめるということでした。


今ここに、普通にいるパパが、何年も先も一緒にいて、子供たちの成長を見ながら、ときには喧嘩しながら見守っていく…そんなはずだったのに。。
パパは、気丈に先生に質問していた。
私は、ホロホロと溢れるものが止まらずにやっぱり泣いてしまった。

会計を待っている間に、

「すごい病気になっちゃったね。」

と私が言うと、

すごく小さな声で

「ごめんね。。」とパパ。

謝らないでね、病気になったのは誰のせいでもないよね。

私は弱虫だからすぐ泣いちゃうけど、許してね。

今日も、バスケでいないお姉ちゃんを除いて夕ご飯とバスタイム楽しみました。


またパパに半分くらいやってもらっちゃったな。
ありがとう!
今できる幸せを噛み締めて、後悔しないなんてできないと思うけど、できることから一個ずつやっていこう。
何度心が折れても、変わらない大事なものを守りたい。
一緒に、ずっとに。
悪い方に考えちゃうけどなるべくそうしない。
そうしよう。

-パパ, 日常のこと

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